尖圭コンジローマの治療にはベセルナクリーム

ベセルナクリームは、尖圭コンジローマの治療に用いられる薬です。
尖圭コンジローマはヒトパピローマウイルスによる性感染症の一種で、性行為を行うことが多い若い世代に多くみられます。
尖圭コンジローマになると、性器や肛門の周りにイボができるのが大きな特徴です。

ベセルナクリームはイミキモドという成分を主成分としており、使用する際には患部に直接塗布します。
イミキモドにはウイルスに対して免疫力を高める働きがあります。
それによりウイルスの増殖を抑えることができます。

また、イボを消失させることも可能ですが、ヒトパピローマウイルスを完全に取り除くことはできません。
ウイルスが残っていると再発してしまうので、治療期間が長引くこともあります。
再発しないか3か月程度は経過観察する必要もあり、完治するまで時間がかかります。

ベセルナクリームは、患部に塗ってから時間が経過したら洗い流す必要があります。
時間は6時間から10時間程度が目安となります。
ベセルナクリームは、肌荒れ・むくみ・発赤・ただれ・かゆみなどの副作用が現れやすいと言われています。
症状が改善する過程で起こることなので、副作用が出てもあまり心配することはありません。

効果が出るようにと沢山塗ってしまうのはおすすめできません。
1日1回、週に3回ほど塗布するのが一般的です。
2日続けて塗布してしまうと、副作用が出やすくなります。
また、薬の量が多かったり、塗布している時間がながかったりすると副作用が強く出てしまいます。
性器や肛門周辺以外の部位にも塗らないように注意が必要です。
特に尿道などデリケートな部分には塗らないようにします。

ベセルナクリームを使った尖圭コンジローマの治療期間は、最大で16週間とされています。
その間、症状があまり改善されないような場合には、外科的治療を受けなければならない場合もあります。
その際には医療機関を受診して医師の診察を受ける必要があります。

イボの正体は尖圭コンジローマかも

性器や肛門の周りにイボが出来てしまったら尖圭コンジローマかもしれません。
尖圭コンジローマは男性も女性もかかる性感染症で、性器の外側にイボができることが多いと言われています。
男性も女性もイボ以外の自覚症状はほとんどありませんが、人によってはかゆみや痛みを感じることもあります。

また、尖圭コンジローマは潜伏期間が長いので、感染してから症状が現れるまで時間がかかります。
そのため尖圭コンジローマに感染していることに気付かない場合も少なくありません。
知らず知らずのうちに感染を広げてしまっている場合もあります。
尖圭コンジローマを治療しないで放って置くと、イボが大きくなってしまいます。

イボが出来ていることに気が付いたら、医療機関を受診して医師の診断を受けることが大切です。
治療にはベセルナクリームなどを使用する薬物療法と外科的療法があります。
薬物療法は原因となるウイルスの増殖を抑える治療法になります。
外科的療法には、凍結療法や炭酸ガスレーザーを使って蒸散させる治療法、イボを切除する方法などがあります。

凍結療法は液体窒素を使って、イボを凍結及び壊死させて取り除く治療法です。
局所麻酔は必要なく、小さなイボに対しても効果が期待できます。
炭酸ガスレーザーを使う方法は、小さなイボから広範囲に発生しているものまで幅広く適しています。
イボを切除する際は局所麻酔を用います。
薬物療法であまり効果がなかった場合に用いられることもあります。

どの治療法を選択しても、ウイルスが残ってしまう可能性は無くなりません。
ウイルスが残ってしまった場合には再発することが多くなります。
何度も再発を繰り返して、完治まで長い期間が必要になる人もいます。